独立奮闘記 VOL.1

現在55歳の私は今から11年前(44歳の時)に外資系製薬会社のとある県の営業所長を

退職し故郷の北海道に戻ってきた。

今までの経験をもとに別な形で医療業界に貢献出来たならばとの思いから。

故郷に戻ったはいいものの果たして私には何が出来ると言うのだろう。

製薬会社では専ら自社製品拡大化の為の営業としての職務。

考えてみるとなんら自慢できる資格も持ち合わせていない。

会計士、税理士、行政書士、社労士でも何でもない。

物を売ることだけが少し得意な中年だ。

 

帰郷したはいいものの暫くの間、悩んでいた。

-私は何を生業として生きていこうとしているのだろう…-

それでも私は「柳田正太郎事務所」という屋号で独立してしまった。

 

その時になったらどうにかなるさ…と良く言いますが

どうにかなんてならないです。

 

その頃は「経営」の勉強(研究)すらしたことがなかった…というより

経営について勉強をするという考えすらなかった。

「経営」とは「数字」という固定観念はずっと長い期間、私を支配していた。

つまりビジネスの成功は「商品」をたくさん売ればいいと思っていた。

 

私の場合、更によくない条件がありました。

それは…

売る商品さえ無いという事実。

 

漠然と「コンサルタント」として頑張りたいという希望と願望があるだけ。

なんて曖昧かつ無茶な独立だったのでしょう。

何を提供することができるというのだろう。

コンサルタントは自分が名乗ったときからコンサルタントになれる。

コンサルタントにはなった(自分で名乗ったのだから)。

仕事などある筈もない。売る商品(有料のサービス)すら未完で実際に検証ししたこともなく。

貯金はどんどんと減ってゆき家庭の雰囲気も険悪。

私はなんのために…。

私はなにがしたくて…。

 

悩んだ挙句に初心に戻って考えてみた。

「コンサルタントの役割とは何だろう」と。

コンサルタントとは困っていることを専門的知識で解決してあげる事。

「そうか。医療機関で困っていることを解決するんだ」

 

医療機関で困っている事をネットで調べると、大概の1位と2位は

「医師の説明が解り難い」

「待ち時間が長すぎる」

 

待ち時間が長すぎる?

それはMRとして私も実際に現場で見てわかっている。

 

そうか。待ち時間対策ができるならきっと喜ばれるに違いない!

 

はたと気が付いたのは9年前のことでした。

 

ではまた来週。